お役立ちコラム
【東京】太月
東京メトロ線表参道駅から歩いて5分ほど。国道246から一本裏路地に入る為、表参道の賑やかさから離れ閑静な佇まいの日本料理店 太月。
ミシュラン一つ星獲得店。
店主は料理人だったお父様をみて自身も料理の道へ進んだという望月氏。
新宿の”龍雲庵”、人形町”玄冶店 濱田家”、麻布十番”割烹 喜作”で修業を積み、閉店したお父様の店の名を継ぎ2013年に日本料理 太月をオープン。
明るい印象を受ける店内には、カウンター8席と個室が3室用意されている。
贅沢ランチから、接待、お祝いごとなど幅広いシーンで利用可能。
特にカウンター席は正統派な日本料理店でありながらお優しい雰囲気の大将との距離が近く、身構えることなく楽しみながら食事を楽しむことが出来る。
店主ご夫婦と若いスタッフで切り盛りしているのも店の雰囲気を良く盛り上げている。
こちらは和食ならではの季節感を大事にしており、夏は郡上八幡から鮎を、秋は山梨から天然のきのこを、冬は福井から蟹、下関からフグというように旬の食材を全国の産地から直接仕入れ。
食材を存分に活かし、季節を映した味覚を楽しめる。
全国の産地から取り寄せる四季それぞれの旬の食材をふんだんに使った料理をコースで味わえる。
そんな日本料理に欠かせない水出しとお湯出し2種類の昆布出汁と、本枯節血合い抜きの鰹節を毎日店で削ってとる出汁の味を大切にしている。
その手間をかけて丁寧にとった自慢の出汁をいかした椀や煮物椀は、海の幸や山の幸がふんだんに使われ贅沢な一品。
前菜は7~8種類の料理がまるで絵のように美しく盛り付けられる。
こちらはワインの品揃えも豊富。
日本料理とワインも合うものだ。
だが、やはり日本料理ということで宗玄 純米吟醸無濾過生原酒を。
石川県奥能登にある宗玄酒造の創業は江戸時代中期1768年。
宗玄酒造は日本四大杜氏に数えられる能登杜氏発祥の蔵と言われている。
杜氏とは蔵元で酒造りの最高責任者を指し、酒造のプロフェッショナルのこと。
宗玄酒造の日本酒は全国新酒鑑評会で金賞を受賞したり、ANAの国際線ファーストクラスに採用されるなどの実績がある。
ちなみに、宗玄酒造は廃線になったのと鉄道能登線の跡地にレールを復活させ、トンネルと旧恋路駅間の約300メートルの軌道自転車である奥能登トロッコ鉄道も運営している。
のと鉄道能登線の廃止区間にあるトンネルを酒造にしたりと、地元に寄り添った心意気も素晴らしい。
宗玄 純米吟醸無濾過生原酒は兵庫県産山田錦100%使用。
まろやかな飲み口ながら爽快感があり、酸味と苦み、旨みが調和している。
丸みがあるのに、酸味などからくる力強さも兼ね備えており食事にも合う。
ミシュラン獲得店でありながら、堅苦しくない。
本格的な日本料理を心の底から満喫できる雰囲気を持っている。
太月
住所:東京都港区北青山3-13-1 北青山関根ビルB1F
電話番号:03-6450-5991
営業時間:ランチ 11:30~14:00
ディナー 18:00~23:00
日・祝定休