お役立ちコラム
【福岡】博多もつ鍋 やま中 本店

やま中は1984年の創業。
創業以来、もつ鍋のつくり方や食材の選び方、接客の基本も変わらず現在まで続いている。
やま中のもつ鍋は、九州で生まれ育った牛の小腸だけを使用しているが、もともともつ鍋はホルモンをおいしく楽しむためのB級グルメだったそう。
その為、以前は小腸以外にも色々な部位を使うのが一般的だったところを、もつ鍋をごちそうにしたいという想いで厳選した牛の小腸のみを使うことになったのだとか。
さらに、牛もつと野菜などの具材のバランスにもこだわっており、使用する野菜はキャベツとニラとゴボウ。
それぞれ味はもちろん、もつと一緒に食べることを想定して食感にも気を配っている。
キャベツは少し固さのあるものを、ニラは柔らかく新鮮なものを、ゴボウはシャキシャキの食感を残す。
大豆の美味しさがしっかりと感じられる豆腐は、絹と木綿の中間ぐらいの固さ。
ニンニクはすり下ろしを使い、パンチを効かせている。
もつとのバランスや火の通るスピードを計算し、最適な素材同士を組み合わせている。
そして、決め手となる味付けは以前は一般的だった醤油ベースではなく味噌がベース。
九州産の味噌を数種類ブレンドしてこだわりの味を作り出している。
パンチやインパクトを大切にしつつ上品でしつこすぎず、また食べたくなる余韻も残るように仕上げている。
たしかに日本中にもつ鍋屋はたくさんあるけれど、食材の切り方から味付けまで一つとして同じ味はないのだなと奥の深さを感じる。
地酒は福岡や日本各地のものを用意しており、特に冷酒は1717年の創業より300年の歴史を刻む酒蔵である八女 繁枡や久留米 杜の蔵、八女 喜多屋などの地元のお酒を楽しめる。
福岡市内の3店舗それぞれに違ったテーマがあり、メニューは同じながら、店ごとに様々なやま中の魅力を感じられる。
本店である大橋は、創業から本店を構えている街で天神や博多の喧騒と一線を画し、上品で落ち着いた雰囲気の中でゆっくりと寛げる。
本格的な蔵造りで、割烹旅館にいるかのような時間と美しい芸術的なインテリアを楽しむことが出来る和の落ち着いた空間。
2号店が位置する赤坂は、天神や博多からアクセスの良いオフィス街。
ビジネスシーンで使われることも多く、非日常の特別な時間を。
まるでホテルのようなラグジュアリーなロビーとレセプションカウンター印象的。
300坪におよぶ贅沢なフロアはゾーンによって違った表情を見せ、映画の1シーンのようでドラマチック。
モダンな洋の空間。
3号店は、九州の玄関口・博多。オフィス街でもあり、人気の観光スポットである。
エキゾチックなコロニアルスタイル空間がコンセプトで、到底もつ鍋を出すとは思えないヨーロッパの洗練された上品さとアジアのリラックス感が融合するオリエンタル空間。
三者三様の空間で、同じもつ鍋でも店舗が違うだけでがらっと気分も変わることだろう。
博多もつ鍋 やま中 本店
住所:福岡県福岡市南区向野2-2-12
電話番号:092-553-6915
営業時間:16:00~23:00