お役立ちコラム
冬の金沢旅行

蟹が美味しい季節。
石川県で獲れる加能蟹の旬は11月から3月であることに対し、香箱蟹の旬は11月から12月と短い。まさに冬しか食べられない贅沢品。
甘味処で和スイーツを楽しんだり、兼六園や金沢21世紀美術館、ひがし茶屋街などの観光も充実している金沢で金沢料理を堪能してみては。
※新型コロナウイルスの影響により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。
【割烹 田村】
金沢の観光スポットである浅の川梅ノ橋近くにある田村。
こじんまりとした店だが、有名人も多く来店しているとのこと。
1階はカウンター10席と小上がり8席。
2階には掘りごたつの個室が3部屋あり、30名の宴会にも対応。
2Fからは梅ノ橋も見え、その景色に金沢の情緒を感じる。
北陸の旬で新鮮な魚介、加賀料理と自家製の創作料理を堪能できる。
のど黒や蟹などの北陸の新鮮な魚介はもちろん、生麺なのに常温で100日は持つという独自開発した添加物やつなぎが入っていない田村うどんはこしがあり絶品。
お土産に持ち帰ることも出来る。
高級素材をふんだんに使用した一品から郷土料理まで金沢の旬の味覚を存分に楽しめる。
生のかにしゃぶは要予約だが、1年中提供。
特に11月から12月限定の香箱かにはズワイ蟹のメスで非常に身が濃い。
11月から3月限定で地元産のズワイガニの加能蟹も。
水色のタグがその証拠。
鍋に入れた瞬間に蟹身が花が咲いたようになるかにしゃぶしゃぶ、かに甲羅盛り、かに寿司、生きたカニをその場でさばく蟹刺身。
他にものどぐろ一夜干し、ブリしゃぶ、国産水ダコにんにく、2月から5月限定のホタルイカ酢味噌は特に4月から5月が身が大きくなり味噌もおいしい。
12月から2月限定の焼き白子バターは新鮮な白子をバター醤油と胡椒で炒めたオリジナルな一品。
魚介以外にも自家製やわらか牛タン、1日5食限定のグラタン、手作りなので香りがいい岩のり豆腐など。
〆には、自家製生麺のつるつるとした歯ごたえが人気の冷やしうどんや常連客に大人気のぶりの太巻きなど。
飲み物は地元産のものが多く、石川の地ビールで濃厚な味わいの能登地ビール、石川産能登生ワインなど。
日本酒も石川のものを多く取り揃えていて、まずはお店の名前をそのまま冠した田村大吟醸。
お店オリジナルで北陸新酒鑑評会優等賞2年連続受賞。
他にも石川県 鹿野酒造の常きげん 吟醸雷神/風神。
雷神はさっぱり、風神がすっきり辛口。
石川県 吉田酒造の手取川大辛口は、キレの良さが特徴。
石川県 車多酒造の天狗舞 純米大吟醸はさっぱりとした味。
どれも料理の味を邪魔することなく、しっかりと引き立ててくれる。
割烹 田村
住所:石川県金沢市並木町2-18
電話番号:076-223-5247
営業時間:ランチ 土日 12:00~14:00
ディナー 17:00~22:30
水曜定休
【菊一】
金沢のご当地グルメである金沢おでん。
この菊一は老舗中の老舗。
1934年創業のおでん屋さんで、今でも昭和の香り漂う雰囲気。
地元の常連客や観光客で賑わう店内は、おでんを囲むように配されたカウンター席とその横のテーブル席。
おでんからあがる湯気と香り、懐かしい佇まいに初めてでも懐かしさを感じる。
常時20~25種類あるおでんは季節によって変わる。
継ぎ足しで変わらぬ伝統の出汁はほどよい甘さ。
金沢ならではのおでんであるタニシや車麩は必食。
車麩は出汁が染み込んでいてじゅわっと感が堪らない。
どて焼きもこちらの名物。
白味噌と一緒に煮詰めながら焼いていく。
さらに、11月から1月には蟹面が食べられる。
カニの甲羅に内子とミソ、脚身、外子、蟹一杯分の身をぎっしり詰め、かんぴょうで結んだもの。
それを出汁でさっと煮て仕上げたのが蟹面。
使われる蟹は香箱ガニと呼ばれる雌のズワイガニ。
石川県で獲れる特産品で、雄のズワイガニと比べて小ぶりだが、身がぎゅっとしていて甘い。
小さい蟹は自分では食べるのが面倒だが、 こちらでは丁寧に身出ししたものを頂ける。お腹にはプチプチした外子と内子がびっしり。
蟹面の身を食べた後は甲羅酒を。
空になった蟹の甲羅に熱々の日本酒を注いでもらえる。
蟹の出汁と美味しいお酒は身体に染み渡る。
日本酒はすべて石川県のもので日栄、手取川。
冷 純米酒 中村屋も。
他にも生ビール、瓶ビール、梅酒、芋焼酎、麦焼酎、レモンサワー、角ハイボール、宇治抹茶のお酒なんていうものも。
菊一
住所:石川県金沢市片町2-1-23
電話番号:076-221-4676
営業時間:17:30~22:30
火曜、水曜定休
【つぼみ】
ぜひ観光の合間に訪れたいのが甘味処 つぼみ。
金沢21世紀美術館の裏手に店を構えていることもあって、観光客も足が運びやすい好立地ではあるが、地元の方にも人気のお店。
ミシュラン二つ星獲得の料亭 穂濤の系列の甘味処。
店に入ると存在感のある大きな一枚板のテーブルが印象的で、20席程のこじんまりとした店内だが、品のある静かな空間。
店の奥には窓から小庭と金沢城の石垣が臨めるようになっており、辰巳用水の瀬音が心地よく響く。
つぼみの名物は、本蕨もち 香りきなこ&黒みつ 熊本産本蕨粉、本葛きり 黒みつ 吉野産本葛粉、本葛もち 香りきなこ 吉野産本葛粉など。
夏にはかき氷も人気。
上品な甘さの甘味と静かな落ち着く空間で、観光で疲れた足を休めたい。
18:00までの営業なので、行ってみたら閉まってたなんてことがないよう時間にだけは注意。
つぼみ
住所:石川県金沢市柿木畠 3-1
電話番号:076-232-3388
営業時間:11:00~18:00
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