お役立ちコラム
餃子とお酒
以前は餃子といえばビールでしょと考えるのが一般的だったが、最近は餃子にワインやシャンパンという組み合わせも定説になってきている。
数年前にフランスで餃子が話題になって、パリっ子たちが餃子にワインをあわせて美味しそうに食べている姿が夕方のニュースで流れていたのを覚えている。
それまではビールやハイボールが当たり前と思っていたものが、ワインを合わせてみると意外と良いマリアージュを生んで良い驚きだった。
ちなみに赤ワインを合わせる際はいつもより少し冷やすのがおすすめ。
餃子が美味しいお店を様々なお酒と紹介していこうと思う。
※新型コロナウイルスの影響により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。
【餃子の店 おけ以】
東京で餃子といったらここというくらい有名なおけ以。
飯田橋駅からほど近く。歴史を感じさせる暖簾が目印。
暖簾も餃子のレシピも創業当時からの伝統を受け継いでいるそう。
そんなおけ以はビブグルマンに4年連続掲載されている。
おすすめはもちろん餃子と湯麺。
餃子の餡も皮もすべて手作りでこんがり焼けた羽根はパリパリ、皮はもちもちの正統派な餃子。
昔ながらの味を保ち続け、食べるとほっこりするいい具合の一口感。
酢醤油でも美味しいが、そのままでも十二分に美味しい。
もやしがたっぷりの湯麺のスープは透明感抜群。
あっさりながら優しい味のスープと平打ちの麺も食感が良い。
餃子にビールも最強だが、ここではお父様方の味方いいちこ。
大分県の三和酒類株式会社が作る麦焼酎。
厳選した大麦、大麦麹と良質な水だけで造られる。
まろやかで飽きがこないベストセラー商品。
CMなどで知らない人はいないだろういいちこだが、実は様々なタイプのいいちこを発売している。
ラグビーボール型ボトルに詰めたiichiko 40、いいちこフラスコボトル、いいちこ空山独酌、いいちこ民陶くろびん、いいちこ深薫、いいちこスーパー、いいちこパーソンなどなど。サイズも様々あることから家でいいちこの飲み比べなんていうのも面白そう。
おけ以は時間帯によっては行列必至な為、ランチタイムなど混雑する時間をずらしていくのがおすすめ。
パリもち食感をぜひ。
餃子の店 おけ以
住所:東京都千代田区富士見2-12-16
電話番号:なし メールでの問い合わせのみ
営業時間:ランチ 11:30~13:50
ディナー 17:00~20:40
日曜日・祝日・第3月曜日 定休
【PAIRON パイロン 飯田橋本店】
神楽坂から歩いて15分程、飯田橋から歩いて10分程にある赤い外観が特徴的なパイロン。
駅から近いとは言えないものの長年人気のお店。
30席ほどのカウンター席とテーブル席のこじんまりとした店内には、壁一面にメニューが貼りつけられている。
メニューを眺めているだけで、もう楽しい。
パイロンはなんといっても餃子のバリエーションが豊富。
変わり種などもあり、まず定番が濃厚な味付けの豚がぎっしり、むしろ豚しか入っていない白龍餃子。
青龍餃子はニラ入り。
黒龍餃子はにんにくが丸々1粒入っていて満足感大。
レッドドラゴンはかなり辛めの餃子。
他にもせろり餃子や紅油水餃子などもある。
お店には必ずレンゲを使って肉汁をこぼさないようになどという注意書きがあるが、本当に肉汁がたっぷり。
甘くみてかぶりついたら肉汁が飛び出てしまうほど。
パイロンの餃子は厚めのもちもちの皮が特徴で、とても弾力があり食べ応えがある。
今流行りのルーローハンも本場の味でおすすめ。
そんな本場の味に合わせてここでは台湾ビールを置いている。
90年以上の歴史を持つ台湾最大のビール会社TAIWAN TABACCO&LIQURの台湾啤酒 金牌。
モンド・セレクション最高金賞受賞。
滑らかでありながら、爽快でキレの良い味わいで台湾の代表的なラガービール。
日本のポピュラーなビールより軽めの印象で飲みやすい為、ビール初心者にもおすすめ。
味の濃い料理を流し込むのにぴったりなビール。
店舗は飯田橋本店の他にも外堀や虎ノ門にも。
仕事終わりの1杯のお供に餃子を。
PAIRON パイロン 飯田橋本店
住所:東京都新宿区新小川町8-32
電話番号:03-3260-6571
営業時間:月~金 ランチタイム 11:30~14:30
ディナー 17:00~23:00
土・祝 12:00~23:00
日 12:00~21:00
【天龍】
銀座一丁目から徒歩1分。
看板メニューである焼き餃子の大きさで有名。
天龍の餃子は一般に想像する餃子より2~3倍は大きい。
伝統の餃子をはじめ、北京料理を中心とした本格的な中華料理の品々を幅広く取り扱っているが、メニュー数が多くて本当に迷ってしまう。
1回行っただけでは食べたいものを食べきれない。
銀座が本店だが池袋東武店、東京スカイツリータウン・ソラマチ店、JRゲートタワー名古屋店でも銀座天龍の餃子を楽しめる。
総料理長が各店を巡り、品質が変わらないよう厳しくチェックをしているというからわざわざ本店に行かずとも安心して天龍の味を味わえる。
定番の焼き餃子は、豚モモ肉と産地直送の新鮮な白菜に長葱と醤油を加え、石臼で約40分も練った餡を厚めの皮でくるみジューシーに焼きあげている。
こんなに旨みがあるのにニンニクなどの香味野菜を一切使用していないというから驚き。
翌日の仕事への影響もなく安心。
ニオイを気にしなくていいことから女性にもおすすめ。
こちらの海老のマヨネーズ和えも絶品。
大ぶりな海老を濃厚なマヨネーズと和えてあるが、実際にテーブルに運ばれてくると海老が思っていたよりも大ぶりでびっくりする。
最近のワインと餃子の組み合わせの流行もあってか、こちらもワインの種類は豊富。
さらに、天龍には餃子専用ジントニサワーというものがあり、ジントニックに黒胡椒をいれた完全に餃子とマッチするサワーになっている。
黒胡椒のおかげで、よりきりっとした味わいになり餃子との相性は最高。
こちらは予約に関して平日のコース料理のみの受け付けなので要注意。
席だけの予約は受けていない為、アラカルトで行く際は並ぶことを覚悟していこう。
天龍
住所:東京都中央区銀座2-5-19 PUZZLE GINZA 4F
電話番号:03-3561-3543
営業時間:平日 11:00~21:30
土・日・祝日 11:30~21:30
【神田餃子屋 天鴻餃子房】
都内に12店舗を構える神田餃子屋の本店。
大衆の中華料理屋さんというような雰囲気で、大きめの餃子が特徴。
神保町駅から徒歩約5分。東京ドームからも歩いて15分ほど、タクシーでもすぐなので野球観戦のあとに行くのにもぴったり。
帰りの混雑も避けられて美味しい餃子も食べられるし一石二鳥。
こちらの定番は元祖餃子という野菜をふんだんに使った餃子で神田餃子屋創業以来変わらない味。
新鮮な高原キャベツをたっぷりと使ったあっさりとした餃子。
他にも厚めの皮で包んだ水餃子を清湯スープに浮かべたスープ餃子や、味がしっかりめのチャーハンもおすすめ。
ここでは芋焼酎くじらを。
名前の通りラベルにもくじらが描かれており、芋焼酎の王道ともいえる代表的な焼酎。
大海原に生きる鯨のような雄大な優しさと力強さを持ち合わせている。
芋の香り豊かでやわらかな口あたりが特徴。
くじらのおすすめの飲み方はぬる燗や40~50度のお湯割り。
だが、餃子とあわせるのであれば炭酸割りなども良いだろう。
原料である芋は、地元鹿児島県産のさつまいも黄金千貫。
それを白麹で仕込み、常圧蒸留し醸されている。
垂水温泉水の寿鶴を使用。
芋らしい風味豊かで、のみごたえのある焼酎だ。
ドーム帰りに是非。
神田餃子屋 天鴻餃子房
住所:東京都千代田区神田神保町1-4
電話番号:03-3292-5965
営業時間:月曜日~金曜日 11:30~22:30
土日祝日 11:30~19:30