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カジュアルフレンチ

カテゴリ:コラム 投稿日 2021/09/07

ワインといえばフランスと思われる方も多いのではないだろうか。


生産量で見ると実はフランスは2位。1位がイタリア、3位がスペインとなっている。


だが、ワイン消費量で見ると1位アメリカ、2位フランス、3位イタリアとなっている。


アメリカの人口が多いことも鑑みるとフランスでいかにワインが日常的に飲まれているかが分かる。


ちなみに日本は生産量26位、消費量は16位。


以前に比べれば上位に入り込んではいるが、1年間の1人あたりのワイン消費量は約4本(750mlボトル)にとどまっている。


バブル全盛期にボジョレー・ヌーボーが大流行したりと今ではコンビニですら当たり前のようにワインが置いてあることを考えると、ワインが身近になったはずなのに意外と消費量は少ないんだなというのが個人的な感想である。


ただ、日本では日本酒や焼酎など日本ならではの美味しいお酒が他にもあることを考えるとこの結果にも納得は出来る。


対してなんとフランスの1人あたりのワイン消費量は年間約60本。これでも減少してきており全盛期には年間で約180本を飲んでいたというから驚きだ。


そんなフランスで実はワイン離れが進んでおり、近年1人当たりの消費量が伸びている飲み物はミネラルウォーターやスプリングウォーター、フルーツジュース、炭酸飲料などのノンアルコールのドリンク類だという。


日本でも昔は飲ミュニケーションという言葉があったが、やはり現在は世の中の風潮的にも健康的にもそのような場も減ってきたかのように思う。


中国のワイン消費量が伸びていることなども考えると、今後ワインの消費量のランキングは大きく変わっていくことだろう。


 


※新型コロナウイルスの影響により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。


 


【IJ  Ichi-jyoji】



銀座の大通りを少し入った路地裏にある築70年以上の古民家レストラン。


扉を開けると、路地裏の雰囲気からは想像できない空間が広がっている。


1階はワインの部屋と赤い壁に囲まれたカウンターとテーブル席。


落とされた照明が落ち着いた空間作りに一役買っている。


まるでパリの老舗ビストロのような雰囲気。


古民家ならではの急な階段を上っていくと、2階は日本家屋の面影が残る襖と赤い絨毯が引かれ時代をタイムスリップしたかのような感覚。西洋風でありながら和の雰囲気も残されている。


ワインセラーになっているワインの小部屋からその日の気分で選ぶ日仏自然派ワインと、素朴な雰囲気がありながらも本場のビストロに行ったかのようなフレンチが楽しめる。


 


おすすめの食事はとろけるチーズと300gのパテが満足感たっぷりの仔羊のハンバーグ バジルペースト添え、魚介の出汁がたっぷりの具沢山ラザニア、外はサク&中はトロトロの見た目もきれいで新感覚な鮪とアボカドのレアコロッケ、3種類のトマトに自家製のツナがトッピングされ絶対に箸が止まらなくなるトマト!


トマト!!トマト!!!など1回行っただけでは気になる料理が食べきれないほど。


選んだワインに合わせて料理を選んで、メニューを制覇していきたい。


 


ワインの小部屋ではボトルそれぞれに味わいや値段が書いてあるので自分好みのものを選べる。


ワインセラーから選ぶとなると敷居が高いと思っても、このスタイルなら気兼ねなくゆっくりと選べるのが嬉しい。


その中でもPouilly Fuiss La Roche Vergetを紹介したい。


シャルドネ100%のブルゴーニュ辛口白ワイン。


マコネ地区のトップクラスの高級AOC地区であり、ヴェルジェ社の中でも最もミネラルに富んだワイン。


2019年よりプルミエ・クリュ格付けに認定されたヴェルジッソン村の石灰分を含んだプイィ・フュイッセでも最も優れた区画の1つシュール・ラ・ロッシュ。


シャルドネの魔術師の異名をとるジャン・マリー・ギュファンによるもので、桃やラズベリーなどの果実香と火打石の香りが印象的。


濃密で柔らかく美しいミネラルと驚くべきリッチさが素晴らしいバランスとなっている。


 


銀座でカジュアルにフレンチを食べられる貴重な店で、ワインの小部屋からお気に入りワインを探してみては。


 


 


「IJ  Ichi-jyoji」IJ  Ichi-jyoji


住所:〒104-0061 東京都中央区銀座1-6-14


電話番号:03-3535-8899


営業時間:月~金 17:00~23:30


     土 16:00~23:00


 


 


【AUX BACCHANALES】



パリの一角にあるカフェがそのまま日本にやってきたような雰囲気を持つオーバカナル。


まさにフランスの日常を体験できるかのようなカフェ。


本場の味わいと賑わいが息づく空間の中で、"フランス大衆食文化を伝えることがコンセプトなだけあって、フランスさながらのおしゃれな気分を味わえる。


黒板に書かれたメニューや赤と緑のテラス席のチェア、真っ赤なソファなどがフランスのイメージを体現している。


食事もトラディショナルなフランスの定番メニューを中心に取り揃え、カトラリーやメニューなども細部にわたってフレンチスタイルを極めている。


 


東京都内には、紀尾井町店、高輪店などもあるがカフェはもちろんランチやディナーなど朝から夜まで利用でき、思い思いの時間を過ごせる。


フランスの日常の一部を提供するカフェはエスプレッソはもちろん、クロックムッシュやキッシュ、オムレツなどフランスのカフェにはなくてはならないメニューが揃う。


ぎっしりと黒板に書かれたメニューも参考にしたい。


ディナーではオニオングラタンスープやエスカルゴ ブルゴーニュ風、鴨のコンフィなどこちらもまたフランスのキャンティには欠かせないメニューがたくさん。


ドリンク片手にゆっくりとディナータイムを楽しみたい。


 


銀座店は遅くまで営業していることもあり、もちろんディナーとして食事に出かけるのもいいが、デザートも充実していることから2軒目にケーキとシャンパンで締めるのもなかなか良いフィニッシュだと思う。


メレンゲがたっぷりのったレモンタルトは鉄板ケーキ。


その他にも季節によって洋ナシのタルトやクルミのタルト、モンブランやフルーツのタルトなど1つに絞るのは至難の技であろう。


シャンパンは食前酒で飲むことが多いと思うが、ここではケーキとシャンパンというなんともファンシーな組み合わせで頂くことで気持ちよく帰路につくことが出来るような気がしている。


 


シャンパンはPommery Brut Royal


ポメリーは1874年にシャンパーニュ史上初のブリュットと呼ばれる辛口のシャンパンを誕生させたことで知られている。


現在においても、これまでの生産者たちの伝統を引き継ぎ研ぎ澄まされた感性と経験、技術によりエレガントな香りとフレッシュかつ快活な味わいのポメリーのスタイルを守り続けている。


そもそもではあるが、シャンパンとはスパークリングワインの一種であり、その中でもシャンパーニュ地方で造られたもののことを言う。


ポメリーはシャルドネ34%、ピノノワール33%、ピノムニエ33%使用。


緑がかった淡い黄色で、生き生きした泡立ちが魅力的。


柑橘類や白い花のような香りが柔らかさを与え、小さな赤い果実のニュアンスも感じられる。


全体的にフレッシュ感があり、 洗練された口当たり。


上品さやまろやかさ、ボリューム感もあり長い余韻とクリーンなフィニッシュが特徴的。


 


別腹感満載なケーキとシュワシュワと止まらない泡立ちを見ているだけでも心踊るはず。


 


メトロの銀座駅からも近く、落ち着いて締めの時間を楽しめること間違いなし。


 


 


AUX BACCHANALES (オーバカナル)


住所:東京都中央区銀座6-3-2 ギャラリーセンタービル 1F


電話番号:03-3569-0202


営業時間:Cafe 月~木 11:00~23:00


                金 11:00~23:30


                             土 11:00~23:30


                        日・祝 9:00~23:00


        Boulangerie 9:00~21:00

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