お役立ちコラム
素敵な雰囲気とイタリアン!
皆さんは”スーパータスカン”という言葉を聞いたことがあるだろうか。
ワインを嗜む方ならば必ず聞いた事があるであろうスーパータスカンもしくはスーパートスカーナ。
スーパータスカンとは1970年代にイタリア トスカーナ州で生まれた近代的なスタイルのワインの事である。
イタリアのワイン法や伝統、格式にとらわれることなく自由に美味しさを追求したワインの事。
規定に沿った作り方をしていない為、DOCGやDOGの格付けは認められない。
スーパータスカンワインが出来るまでのイタリアワインは、古くから栽培されているブドウ品種を育て昔ながらの方法で醸造していた。
ワイン大国でありながら、伝統的な手法にこだわりすぎるあまりワインの発展が遅れていたという。
しかし、スーパータスカンの誕生で閉鎖的だったイタリアの視野を世界に向けさせ、品質を劇的に向上させる事となった。
そして、スーパータスカンは一大ブームとなり世界中のワイン愛好家がこぞって買い求めるようになった。
トスカーナから始まった国際品種や品質重視のワイン造りは、イタリア全体の品質の向上にも繋がっていった。
格付けは最下級のテーブルワインだが、味は最高品質。
価格も数千円のものからある為、物は試しと思って是非トライしてみて欲しい。
※新型コロナウイルスの影響により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。
【Trattoria Mari e Monti(トラットリア マリ・エ・モンティ)】
お店の名前の由来が、海と山の意味を持つトラットリア マリエモンティ。
その名前だけあって食事も海と山の幸を存分に味わえる。
西麻布交差点からすぐの脇道に入ったところにあり、イタリア出身のスタッフの方々が温かく出迎えてくれる。
本場のイタリアの雰囲気を楽しめる満足度の高いお店だ。
味は本格的なのに肩肘張らずに食事を楽しめるのもポイント。
アラカルトのメニューと合わせて、毎日市場で仕入れる新鮮なお魚やお肉、自家製パスタなど様々な食材を載せたワゴンから好きな食材を選ぶことも出来る。
スタッフの方から食材の説明を聞きながら、数種類あるパスタを選んだり食材の調理法を選んだりと目でも楽しめ、メニュー選びの段階からワクワクする楽しいひとときに。
ベジタリアンメニューやグルテンフリーに対応の食事もあり、店内は外国籍の方も多い。
海外からビジネスのお客様がいらした際などに気軽にビジネスディナーを楽しめるだろう。
こちらはイタリアのワインを数多く置いており、バローロ、バルバレスコ、ブルネッロ、アマローネ、キャンティクラシコなどイタリアを代表するワインも多いが、
お店の楽しげな雰囲気に合わせてフランチャコルタ キュヴェ プレステージ カ・デル・ボスコ(FRANCIACORTA CUVEE PRESTIGE CA'DEL BOSCO)はいかがだろう。
イタリア最高峰スプマンテであるフランチャコルタの中心エルブスコ村に構えるフランチャコルタのリーダー的存在のワイナリー。
そんな世界的名声を築き上げたカ・デル・ボスコのエッセンスが凝縮したキュヴェ プレステージ。
入手もしやすく、初めてフランチャコルタを飲むという方におすすめ。
シャルドネ種75%、ピノビアンコ種10%、ピノネロ種15%使用のシャンパーニュと並ぶ上質なスパークリングワイン。
ベースとなるワインはステンレスタンクで第一次発酵後、8ヶ月間熟成。
オークの小樽で保存されていた良いヴィンテージのリザーヴワインをブレンドして瓶詰めし、第二次発酵はシャンパーニュ方式である瓶内発酵を行う。
そのまま25ヶ月間、澱と共に熟成させる。
セリエAでACミランが優勝した際に、スタジアムでお祝いに振る舞われたことでご存知の方も多いのではないだろうか。
まさに乾杯にふさわしいワイン。
澄んだ透明感、心地いいフレッシュ感と酸のバランスも素晴らしい。
トロピカルフルーツの香りも上質で特別な印象を与えている。
フランチャコルタDOCGは、名声を築き上げた現オーナーのマウリッツッィオ・ザネッラ氏の母が「森の家」という名前の意味を持つカデルボスコを別荘地として購入したのが始まり。
その後、ぶどうを植え始め徐々にワイナリーとして栽培面積を増やしいく。
ザネッラ氏はわずか15歳の時にワイン醸造の魅力に目覚めた。
シャンパーニュ地方を訪れた事でシャンパーニュに匹敵するイタリア産スパークリングワインを造ることに注力する。
高校卒業後はフランスで本格的な醸造を学び、当時イタリアではタブーとされていた様々な栽培、醸造方法を積極的に取り入れた事でワインの品質と知名度を飛躍的に向上させた。
15歳でワイン造りに携わり始めてから現在まで変わらない情熱を注いで生産している。
1956年生まれのベテランが作り出すワインは試す価値がある。
マリエモンティでの食事は定番の生ハムサラミの盛り合わせ、モッツァレラチーズとトマトのカプレーゼ、ヤリイカのフリットなどを前菜に。
お肉やお魚が美味しいことは勿論だが、ここではなんといってもパスタを食べて欲しい。
オーダー時にお願いしてプレートに少しずつ2~3種類盛り付けてもらうことも出来る。
トリュフののったパスタやパルメザンチーズの中で出来上がるチーズリゾットがおすすめ。
デザートもワゴンで運んできてくれるのでお腹がいっぱいの筈なのに欲張って頼んでしまう。
最後は食後酒としてレモンチェロで締めて頂きたい。
ここのレモンチェロは甘すぎずアルコールを強く感じることもなく本当に飲みやすい。
食後酒として少し味わうつもりがボトル1本すぐあけてしまう。
しかし、これのおかげで胃もたれや二日酔いなどなく食事の余韻を残したままただただ幸せな気持ちで翌朝を迎えることが出来る。
イタリアに行ったかのような旅行気分を味わえるマリエモンティで是非本場の食事とワインを。
Trattoria Mari e Monti(トラットリア マリ・エ・モンティ)
住所:〒106-0031 東京都港区西麻布4-1-10 コンフォリア西麻布2F
電話番号:03-6418-7072
営業時間:17:30~22:30L.O 日曜定休
【Ar’s Italian Cuisine】
東京ベイエリアのランドマーク 汐留シティーセンタービルの41階、地上215mから見える景色は地平線まで遮るもののない絶景を眺望できる。
特に窓際テーブル席では、東京の景色を一望できるパノラマウィンドウに近く、夜には東京の夜景をひとり占めしているような気分になるほど。
ロマンティックで非日常的なひとときを楽しめる。
ダイニングフロアでもどの席からも十二分に絶景を楽しめ、デートやビジネス、フォーマルな会食、最大70名まで着席可能な大人数でのパーティーまで様々なシーンに合わせて利用出来る。
広いソファ席でゆっくりと過ごしたい方には、ボックスソファ席の用意もあり景色を楽しみながらコの字型に配置されたボックスソファの席で寛ぎながら夜景を楽しめる。
また、日本で初めてイタリア本国の承認を受け、イタリア高級ワイン”LUCE”とのコラボレーションを果たしたプライベートルームもある。
4~8名向けの個室で"LUCE"と"Richard Ginori”のコラボレーションによるプレートや、食器からカトラリーにいたるまでこだわりの詰まった特別な空間は、大切な方のおもてなしに最適。
プライベート感がありつつ、贅沢な内装は一度は味わってみたい雰囲気を持っている。
食事はイタリアンをベースに、最上級の和の素材、フランスのエッセンスを取り込んだ新しい“イタリアン フュージョン キュイジーヌ”。
勿論コースも数種類用意しているが、アラカルトも充実しており、新鮮な魚介がたっぷりのスキャンピと魚介のペスカトーレ リングイネや絶妙な火加減で柔らかい黒毛和牛ヒレ肉のソテーがおすすめ。
こちらはグラスワインが豊富でソムリエが厳選した豊富なワインを試せるのが嬉しい。
グラスワインセットというシャンパン、白、赤を各1杯ずつお得に飲めるセットもある。
ボトルでという場合はここではガヤ カマルカンダ プロミスはどうだろう。
サッシカイアを筆頭にハイクオリティのスーパータスカンが多く産出されるトスカーナ州の沿岸部ボルゲリ地区で、ガヤが手掛けるワイナリー。
イタリアワインの帝王がカ・マルカンダで造る品種がブレンドされたスーパータスカンであり、プロミスはその中でもスタンダードなワイン。
冒頭で説明したイタリアの近代的なワインの一種だ。
メルロを主体に、シラー、サンジョヴェーゼを加えた珍しいブレンドで、濃縮感と果実味の甘みが際立つ濃厚な味わい。
口に含むとブラックベリーなどの黒系果実のニュアンスが広がりながら、ほのかにハーブやミネラル、スモーキーなニュアンスが漂う。
スパイシーな風味を持つ長い余韻。
複雑で芳醇、ボリューミーでありながらも柔らかさを備えている。
東京を一望出来る絶景と美味しい食事で贅沢なひとときを味わってみてはいかがだろうか。
Ar’s Italian Cuisine
住所:〒105-7141 東京都港区東新橋1丁目5-2 汐留シティセンター 41階
電話番号:050-1705-6920
営業時間:11:30~23:30