滋賀県で270年余の歴史がある老舗蔵元『福井弥平商店』

福井弥平商店は、滋賀県高島市で創業270年余の歴史を誇る老舗蔵元です。創業当時から高島町勝野という場所は、前後に琵琶湖と比良山を擁する山紫水明の地と言われ、日本酒造りに適しています。「酔うための酒ではなく、味わうための酒を」を信条に、飲みやすく、飲めば飲むほど良さがわかる日本酒を造っています。

「酒は風土を映す鏡」と言われており、豊かな自然や里山で育まれる良質なお米ややわらかな水を使用し、飲めばその地域の情景が思い浮かぶお酒造りを目指しています。

福井弥平商店では、江戸時代が続く伝統技術を継承しながらも、「うつろいを楽しむ」ことも忘れません。季節限定、数量限定のお酒も醸造しており、日本の四季のようにお酒の味わいや楽しみ方が広がるようなお酒を常に研究しています。

定番のお酒には『萩乃露』、『至福』、『里山』、限定品『雨垂れ石を穿つ』、和の果のしずくシリーズ『夏れもん酒』『みかん酒』『ゆず酒』『べりー酒』、すべての原料が滋賀産で醸した近江牛に合う辛口日本酒『近江CLASSIC DRY』などがあります。

また、地元で根付いてきた蔵元だからこそできる取り組みも行っています。2002年からは棚田保全、2014年からは高齢化が進む地域の見守り活動のバックアップ、障碍者の作業所への酒粕の提供などです。日本酒の美味しいや楽しいを通じた社会・地域貢献を続けています。