お役立ちコラム

栃木プチ旅行

カテゴリ:コラム 投稿日 2023/02/02

東京から車や電車で日帰りで行ける栃木。


日光や鬼怒川、那須など観光にも事欠かない栃木に、プチ旅行に出かけてみては。


行き帰りの移動で疲れてしまうということもなく、休日の良い気分転換に。


 


※新型コロナウイルスの影響により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。


 


「COCO FARM & WINERY」



栃木県足利市にあるワイナリー。


ワイナリー見学やセミナー、テイスティング、併設するカフェで食事もすることができる。


このワイナリーの始まりは1950年代、当時の特殊学級の中学生たちとその担任教師によって開墾されたこころみ学園の葡萄畑。葡萄畑が開かれたのは昭和33年、葡萄畑の麓にこころみ学園が設立されたのが昭和44年、ココ・ファーム・ワイナリーができたのが昭和55年。


当時、教師には平らな土地を得ることができず、足利の北の山奥の平均斜度38度という急斜面を開墾するしかなかったという。ただ、南西向きの急斜面で陽あたりと水はけが良い環境は葡萄にとっては好条件であった。


さらに、障害を持った子どもたちにとっても大切な役割を果たしてきたという。この葡萄畑では開墾以来、除草剤を一切撒いたことがない。その理由として、あえて仕事を増やすという点がある。草花が茂り、たくさんの虫を目当てにやってくる鳥たちを追い払うべく、朝から晩までカンをたたくという役目などがうまれる。子どもたちの仕事を増やしながら、貴重な無農薬葡萄を収穫できるというわけだ。この山の急斜面や環境は、葡萄のためだけではなく、子どもたちの心身を安定させるためにかけがえのない役割を果たしてきた。


 また、急斜面であることから大型機械などが入らないため、すべての作業を人間の手でやらなければならない。重い機械で土を踏み固めて水や空気の通り道をつぶすことなく、葡萄畑の虫や病気になってしまった葉っぱを丁寧に取り除いたりと人間の手で行うこつこつとした農作業が、上質な自然派ワインを生み出すことに繋がっている。


自家畑では、マスカット・ベーリーA、リースリング・リオン、小公子などの日本固有の葡萄品種や、プティ・マンサン、ノートン、タナ、ヴィニョール、カベルネ・ソーヴィニョンなど、世界的な葡萄品種を栽培。いずれも高温多湿に耐え、北関東の気候風土にあった適地適品種のワイン用葡萄品種。適地適品種の考え方を取り入れ、土地や気候風土の中で無理なく元気に育つ葡萄品種を選ぶことにより、病気にかかりにくかったり、虫の害があっても自分の力で回復することができる。


また、ココ・ファーム・ワイナリーでは、天然の自生酵母を使用した野生酵母を中心に醗酵を行っている。マロラクティック醗酵も野生乳酸菌によって自然に行われることがある。野生酵母を使うことで、葡萄本来の自然の持ち味を引き出し、上質なワインをうみだしている。


さらに、山中に夏は涼しく冬は暖かいセラーをつくったり、葡萄畑に手押しポンプの井戸を掘ったり、太陽光発電の設置やワインを絞った後の果皮や種の再利用など、設備面や環境面でも自然をとりいれたワインづくりを心がけてる。


個性的な葡萄品種から生まれるワインは、スパークリングワイン「NOVOブリュット」「NOVOドゥミセック」、赤ワイン「第一楽章」「第二楽章」「こころみノートン」「赤見のぼっこ」、白ワイン「プティ・マンサン」「田島川右岸」、デザートワイン「マタヤローネ」など。スパークリングワインからデザートワインまで、100%自家畑の葡萄からつくる自家畑自家醸造のワイン。一方、北海道・山形・長野・山梨・埼玉、栃木などの日本各地の契約農家とタッグを組んで、それぞれの土地に適した葡萄でも自家製ワインをつくっている。


そんなこだわりのワインについて、ワインの裏ラベルにあるQRコードかホームページのワインデータシート一覧から情報を得ることができる。ワインの葡萄品種や畑、収穫時期や収穫時の糖度、野生酵母による醗酵や野生乳酸菌によるマロラクティック醗酵の様子、アルコール分・酸度・残糖などの分析値、樽熟成の期間などワインづくりに関するデータをはじめ、ワインの飲み頃予測やワインとお料理のマリアージュなども掲載している。


例えば、風のルージュは2008年北海道洞爺湖サミットで使われた経歴があり、完熟したクオリティの高い葡萄を選ぶことで自然に醗酵させたバランスのよい魅力的な赤ワイン。


陽はまた昇るは、山形・山梨などで栽培されたタナとカベルネ・ソーヴィニョンなどの葡萄を使用。タナのしなやかな果実味やしっかりとした渋味・酸味、カベルネ・ソーヴィニョンとメルロの柔らかな口あたりなどが調和した力強く優しい赤ワイン


月を待つは、赤ワインの陽はまた昇るに呼応する優しい白ワイン。北海道余市産のケルナー種を優しくプレスし、野生酵母によりゆっくり醗酵する。果実味豊かでリッチな味わいのやや甘口の白ワイン。


プティ・マンサンは、小粒で房も小さく、生き生きとした酸味を持つのが特徴のプティ・マンサンからつくるやや辛口の溌剌とした白ワイン。猛暑や豪雨などの気候変動に負けない葡萄をつくることを目標に、フランスの南西部スペインとの国境にほど近い、ピレネー山脈の麓でこのプティ・マンサンに出会った。凝縮感と余韻の長さを持っており、強い酸味に対して味わいのバランスをとるために甘さをしっかり残したワインは、足利では酸味が適度に残りバランスのとれた白ワインに。


カフェではそんな蔵出し中のすべてのワインを楽しめる。自家製ワインは100%日本国産の葡萄が原料の日本ワイン。


ワインと一緒に骨つきソーセージにワインのおつまみとしても合う季節のサイドディッシュ・サラダ・パンのついたデッキランチや足利マール牛といろいろな野菜の入ったオリジナルレシピの足利マール牛カレーランチもおすすめ。


さらに、土日限定で要予約のデギュスタシオン・コースでは、スパークリングワインからデザートワインまで、8種類の飲み頃の自家製ワインとワインにマッチした旬のとれたて野菜や新鮮な食材が中心のお料理を楽しめる。コースには見学コース参加費も含まれている。


ワイナリー見学コースは、500円で約45分の所要時間で葡萄畑やワインづくりの現場を案内してもらえる。ワイングロワーズセミナーは、3,000円で約2時間栽培や醸造にかかわるスタッフが葡萄畑や醸造場を詳しく案内してくれ、各種ワインのテイスティングも楽しめる。ワインショップではテイスティングを1,000円で申し込むこともできる。


 


ココ・ファーム・ワイナリー


住所:栃木県足利市田島町611


電話番号:0284-42-1194


営業時間:ショップ 10:00~18:00


     カフェ 平日 11:00~16:00(15:30L.O)


          土日祝日 11:00~17:00(16:00L.O)


     ワイナリー見学 1日3回 10:30、13:00、15:00


     テイスティング 10:00~17:00


      定休日 年末年始(12/31~1/2)


          1月第3月曜日~金曜日まで5日間


          収穫祭前日


行き方:電車


    JR両毛線「足利駅」下車 タクシーで約18分


    東武伊勢崎線「足利市駅」下車 タクシーで約20分


    バス


    あしバスアッシー行道線で「ココファーム入口」下車 徒歩で約7分


    徒歩


    JR両毛線「足利駅」からは約5.38km 徒歩で約1時間10分


    東武伊勢崎線「足利市駅」からは約6.22km 徒歩で約1時間20分


    車


    北関東自動車道「足利インターチェンジ」下車 約10分


 


「みんみん 本店」



宇都宮といえば餃子。宇都宮市中心部の宮島町にて昭和33年に開店した餃子専門店。


創業者が北京に住んでいた頃に、現地の人に習った家庭料理の1つだったという餃子。中国の家庭料理である餃子は、当時の中華料理店では出すところも少なく一般的ではなかったが、大陸からの引揚者を中心に知れ渡るようになったそう。


白菜をふんだんに使用した野菜たっぷりの餃子は意外とあっさり。にんにくは旨みだけを残す工夫をしており、匂いはほとんど気にならない。


餃子専門店だけあってメニューはたったの3つ。1番人気のヤキという焼餃子、スープも美味しいスイという水餃子、かりかりのアゲという揚餃子。


餃子のお供はサッポロ黒ラベル 中瓶か地ビールの餃子浪漫を。


 


みんみん 本店


住所:宇都宮市馬場通り4-2-3


電話番号:028-622-5789


営業時間:11:00~20:30


 


 

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