お役立ちコラム

酔鯨酒造

カテゴリ:コラム 投稿日 2022/10/27

お酒好きの多い高知から日本酒を広める取り組みを行う蔵元、酔鯨酒造


 


酔鯨酒造は、桂浜にほど近い高知市長浜にある蔵元です。「酔鯨」という企業名は、土佐藩第15代藩主山内容堂が自らを「鯨がいる海の酔っ払い殿様」という意味で「鯨海酔候(げいかいすいこう)」と名乗っていたことにちなんだもの。約50年前に現在の代表取締役(4代目)の祖父の時代に山内家とのご縁があって、その名を企業名にもらいました。


酔鯨酒造として酒造りを始めた創業者、窪添竜温は戦時中特攻隊のゼロ戦パイロットでした。親友が特攻に臨む際、最後に飲んだのがまずい日本酒だったそうです。お酒が好きだった窪添氏は終戦後、戦友たちへの鎮魂の願いも込めて、自分の手で品質の高いお酒を造るため、地元の酒蔵を買収し、お酒造りを始めました。


現在の4代目は幼いころから酔鯨が身近にあり、学生時代は酒蔵の手伝いをし、成人式や大学の入学祝など身内のハレの日にはいつも酔鯨で祝ってきたとのことです。地酒・ワイン専門店、ビール会社などで修行を積み、酔鯨酒造の4代目に就任しました。


現在は、2018年に最新醸造設備を導入し建てられた酒蔵で酒造りを行っており、酒造りの工程を見学できる「蔵見学」を実施しています。また、皆が集える場所として「SAKE LAB CAFE」をオープン、日本酒を楽しむ機会を増やすための「Enjoy SAKE LifeE.S.L会)」の発足、ピエール・エルメ・パリとのコラボレーションなど日本酒を広めるための様々な取り組みにも力を入れています。


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