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クラフトビールがますます進化中! 個性あふれる注目のブルワリーパブをご紹介

カテゴリ:コラム 投稿日 2022/07/29

ブームを経て、すっかり人気が定着した感のあるクラフトビール。


そのクオリティは年々上昇し、気概ある作り手が手がけるブルワリーも急増中。


バーなどを併設するいわゆるブルワリーパブも飲食業態の一ジャンルとしての地位を確立しています。


都内に数あるブルワリーパブのなかから、注目の6軒をピックアップ!


 


 


【クラフトビアマーケット虎ノ門店】


世界の銘醸ビールから国内の隠れた銘酒まで、日替わりクラフトビール最大30種! 



日本全国に16の系列店を展開する「クラフトビアマーケット」。


1号店である虎ノ門店は、自社ブルワリー「CRAFTROCK BREWING」の銘柄に加え、日本国内外の個性派ブルワリーのビールを最大30種類揃えている。


大きな特徴は、ビールも料理もメニューが毎日変わる点だ(HPでチェック)。


 


「定番品もありますが、『本日のビール』『本日の料理』は毎日更新しています。スタッフがお気に入りのブルワリーからひと樽仕入れるとか、個人的なルートで仕入れているものも多いので、その樽のビールがなくなれば終わり。だから全店舗、ビールの品揃えは全然違うんですよ」と店長の坂本桃子氏。


自社ブルワリーを持つ多店舗展開グループならではの仕入力をいかしたラインナップと、各店舗のスタッフが自ら自由に発掘する、隠れた銘酒。


それこそが同店の強みで、世界の銘醸ビールから、地方の小規模ブルワリーが醸す知る人ぞ知るビールまで、多彩な味との一期一会の出会いを楽しむことができる。


 


ゆえに各ブルワリーとのつながりは深く、月に一度、例えば「うしとらブルワリーIPA祭り」といった、国内外の取引のあるブルワリーをテーマにしたイベントを開催。


イタリアン出身のシェフが、その土地の食材を使った料理を考案し、ビールとのペアリングを提案してくれる。


ローカルな美酒と美味、ちょっとした旅気分も楽しめそうだ。


 


あれこれ試したくなる個性あふれる味わいとビジュアルにノックアウト!


 


「本日のビール」のなかから、坂本氏が鳥取のブルワリー「大山Gビール」とコラボして作った「虎視大胆」(グラス550円、パイント880円)をいただいてみた。


コリアンダーやオレンジピール、乳酸菌などを使ったユニークなレシピで、フルーティかつスパイシーなアロマと、豊かな酸が際立つ、夏にぴったりの一杯。


 


富山のブルワリー「城端麦酒」から届く「グレートブルー」(グラス550円、パイント880円)は、まずその鮮やかなブルーカラーに目を奪われる。


そしてそのビジュアルとレモンの香り、ほんのり甘やかな風味がレモンラムネを彷彿させる飲み心地。


苦みがほとんどなく、アルコール度数が低めなので、ふだんビールを飲まない人にも好まれそうだ。



静岡の「West Coast Brewing」の限定ビール、「Free Style Sandbox」(グラス770円、パイント1,100円)というヘイジーダブルIPA。


こちらはまずパイナップルのようなトロピカルフルーツの濃密な香りが押し寄せる。


口に含むとグレープフルーツのような爽やかさと心地よいビター感。


いずれの香りもホップ由来というから、ビールの世界は奥深くておもしろい。


 


石川の「日本海倶楽部」の「ダークラガー」(グラス550円、パイント880円)は、コーヒーやチョコレートなどのロースト香とビター感が押し寄せるリッチな味。


こんな、個性あふれるビールが最大30種もあると、どれを選んでいいかわからない!


そんな方も多いだろう。


そんな時には、まずはスタッフがおすすめ3種をチョイスしてくれる「飲み比べセット」(1,200円)をぜひ。


 


 


クラフトビアマーケット虎ノ門店


住所:東京都港区西新橋1-23-3 S.A.グレイスビル 1階


電話番号:03-6206-1603


営業時間:月~金11:30~14:30 17:00~23:00


定休日:土・日・祝日


HP https://www.craftbeermarket.jp/toranomon/


 


 


【Riotbeer】


ブルワリー併設の居心地のいいタップルームで香り高い一杯を



祖師ヶ谷大蔵の住宅街の一角にたたずむマイクロブルワリー&タップルーム「Riotbeer」。


洋楽とリバプールFCをこよなく愛するブルワー、上地風吾氏が2018年にオープンした。


「ビールは人が集うことができる、コミュニティ作りのツールだと思う」。


そんな上地氏の世界観を体現したタップルームは、ジャズやレゲエなど幅広い年代の洋楽が流れ、壁にはリバプールFCの応援ソングにちなんだアートが配された、ゆるりとした時間が流れる居心地のいい空間。


 


ご近所さんがふらりと訪れ、併設ブルワリーで醸された一杯を味わいながら、店のスタッフや隣の人とのおしゃべりを楽しむ―そんな、近隣住人の日常にそっと寄り添う場となっている。



上地氏がビール醸造を志したのは、さかのぼること数十年、アメリカ・西海岸での大学時代。


「当時はアメリカでクラフトビールがブームとなっていた時代。そこでビールのおいしさに開眼すると同時に、大学の同級生たちが次々に起業して自分のブルワリーを持つのを見て、自分もいつかビール醸造をしようと決めました」。



帰国後すぐについた仕事は医療関係。


「そこで人の死を目の当たりにしたことで、人と人とが繋がり、幸せに生きていける居場所作りをしたいと思ったのです」。


そうして誕生したのが、ビール醸造とコミュニティ作りの場=ブルーパブ、というわけだ。


 


酵母からの香りを最大限に引き出した豊かな味わい


 


ビールは常時10種類(グラス一律800円)。


加えてシーズナルなアイテムも登場する。


ホップの効いたIPAから、自身が好きだというモルティなスコッチエールまで味の幅は広い。


心掛けているのは、酵母から香りを最大限に引き出すこと。


「うちは小規模なブルワリー。タンクのサイズが小さめなので、ホップの香りはもちろんのこと、酵母からもしっかりと香りを引き出せるような造りをしています」。



フルーティかつスパイシーといわれるセゾン酵母を使った「ラウンドミッドナイツ」をいただいてみた。


まさにフルーツ感とスパイス感が混然一体となった複雑な味わい。


それでいて爽やかな飲み口でクイクイいける。


夏にぴったりな1杯だ。


 


「アンドリュー」は、色からも連想されるキャラメルのようなロースト香としっかりとしたビター感、モルティな風味が特徴。


しっかりとしたボディで飲みごたえ抜群。


夏もいいけれど、秋冬の夜にじっくり味わいたい、リッチで奥深い味わい。



いずれのビールも、上地氏のお気に入りのミュージシャンやリバプールFCにちなんだネーミング。


味の特徴と共に、そのネーミングの由来もメニューに記載されているのでぜひチェックしてほしい。


上地氏の想いがつまった一杯をより味わい深く楽しめるはずだから。


 


Riotbeer


住所:東京都世田谷区砧5-11-10


電話番号:050-5809-9387


営業時間:15:00~21:00 土・日・祝12:00〜21:00


定休日:無休


HP https://www.riotbeer.biz/


 


 


【PITMANS】


水辺のウッドデッキテラスで楽しむ国内外の個性派クラフトビール



隅田川沿いの水辺に建つ「LYURO 東京清澄 -THE SHARE HOTELS-」のメインダイニングでもある「PITMANS」。


隅田川を望むウッドデッキのテラス席からは、昼間はキラキラと輝く水面を眺めながら、夜は清州橋のきらめくライトアップと心地よい夜風に包まれて、国内外のクラフトビールを自慢の料理とともに楽しむことができる。


店の一角に「清州橋ブルワリー」を備え、宿泊客以外にもクラフトビール愛好家をはじめ近隣住人たちが集う人気店となっている。



2022年8月現在、コロナ禍の影響で「清州橋ブルワリー」は稼働休止中だが、東京近郊のブルワリーや、海外の個性派ブルワリーの銘柄を常時5~6種類揃えている。


国内のブルワリーはいずれも小規模なので、基本的にどのビールもひと樽なくなればそれで終了の限定品。


一期一会の出会いが楽しめるのは、マイクロブルワリーが醸すクラフトビールならではの醍醐味といえるだろう。


 


国内マイクロブルワリーから香港発の注目ブルワリーのビールまで心躍るラインナップ


 


取材時にオンリストしていたのは、板橋区の「トウキョウエールワークス」の「The Hop SamuRye Yasuke Black Rye IPA」。


焙煎した大麦と小麦をふんだんに使ったロースト感満載のブラックIPA。


パワフルなロースト感とビター感がクセになる味わいだ。


同じくトウキョウエールワークスの「Boss Hazy IPA」は、モザイク、タルス・サブロ、アイダホ7のホップを贅沢に使ったHazy IPA。


フルーティーなアロマとジューシーな味わいが特徴の、飲みやすいおいしさ。



海外ブルワリーでは、日本初上陸の香港のブルワリー「carbon brews」の「Feels Good Man」はぜひ試したいユニークなビール。


シトラス、カルダモン、オレンジピール…、フルーツとスパイスの香りが織りなす複雑なアロマは、まさにアジアと西洋のカルチャーが融合した香港を体現しているかのよう。


エキゾチックな味わいは香港のブルワリーならではだ。


そしてIPAを代表するブルワリー、スコットランドの「Brew Dog」が手がける「フルーツIPA 」は、5種のホップとグレープフルーツの皮を絶妙にブレンド。


IPA好きならぜひ味わってほしい。



そのほか、シーズナルビール、コラボビールが随時登場し、いつ訪れても新たなおいしさに出会えるのも魅力。


さらに、午前9時半からテラス席でクラフトビールが楽しめる希少な店でもある。


リバーサイドで朝からクラフトビール。


つまみには自慢のプルドポークやBBQプレートを。


犬の散歩ついでに立ち寄る紳士や、近所に住む外国人に加え、休日には遠方から訪れるビールラヴァ―が多いというのも納得だ。


ビールの価格は種類によって異なるが、ハーフ880円~1,100円、パイント1,320円~1,630円。


 


 


PITMANS


住所:東京都江東区清澄1-1-7 LYURO 東京清澄 by THE SHARE HOTELS 2F


営業時間:7:00〜22:00(L.O 21:00)


電話番号:050-3188-8919


Instagram@pitmans_kiyosumishirakawa


 


 


【フォークウェイズ ブリューイング (Folkways Brewing)】


住宅街にたたずむブルワリーパブのミニマルな空間でクラフトビールと向き合う贅沢


 


清澄白河駅から徒歩10分。


閑静な住宅街にひっそりとたたずむブルワリーパブ。


モルタルとウッドを基調とした店内は、余分なものをそぎ落としたミニマルデザイン。


なるべく文字を排除したのは、「文字が目に入ると、無意識のうちに情報処理をしてしまうから。


ここではそんなことを考えず、目の前のビールをシンプルに楽しんでいただきたくて」と、オーナーでブルワーの古沢氏。


8席あるカウンターテーブルは、座っても立ち飲みでも楽しめる絶妙の高さ。


店内からは、ガラス越しに醸造所の様子を見ることができ、ちょっとした非日常感やエンタメ感も味わえる。


ビールを堪能するための心遣いがいたるところに散りばめられている、居心地の良い空間だ。



主役となるビールは、自家醸造が4種、ゲストビールが4種。


自家醸造ビールは、主にドイツ、イギリス産の麦芽、アメリカ産のホップを使って仕込む。


「毎週通ってくださる近隣の方が多いので、とがった味というよりは、毎日でも飲める味を追求しています」と古沢氏。


 


気分や季節に合わせて遊び心あふれるビールが登場


 


IPAが多いが、その時期や気分にあわせて様々なビールを醸造している。


7月某日の取材時にいただいたのは、乳酸発酵による爽やかな酸味に塩をきかせたサワーエール(800円/300ml)。


酸味と塩味がクセになる、スポーツ飲料感覚でゴクゴク飲めそうな夏にぴったりの軽やかなおいしさだ。



取材時はフルーツで仕込んだビールもオンリスト。


ラズベリーを使ったファームハウスエール(900円/300ml)は、ルビー色の見目麗しいビジュアルにまず心躍る。


グラスを口に近づけると立ち上ってくるラズベリーの華やか香り。


その甘やかな香りに反して飲み口はアルコールからくるボリュームが感じられるしっかりとしたボディ。


ビール通も、普段ビールを飲まない人も満足できる繊細かつ懐の深い一杯だ。



これまでもブルーベリーや近所のワイン醸造所から譲り受けたブドウの搾りかすを使ったものなど、様々な原料を試しているという古沢氏。


今後はバレルエイジドビールなど、さらに自由でユニークなビールを試していきたいと語る。


「ビール醸造の大半は洗浄などの作業でルーティーンになりがちなのですが、だからこそ遊び心を持って作って行きたいですね」。



そんな遊び心に満ちたクラフトビールを求めて、多国籍なビールラバーが集まりゆるりと繋がるコミュニティの場ともなっている。


いずれのビールも、その樽がなくなれば別のビールが登場するため、気になる銘柄があれば、その時に味わうのが鉄則だ。


 


 


フォークウェイズ ブリューイング (Folkways Brewing)


住所:東京都江東区平野3-6-3


電話番号:なし


営業時間:17:00~21:00 土日15:00~21:00


定休日:月・火


HP https://www.facebook.com/folkwaysbrewing/


 


 


【宮澤商店】


本とジャズとクラフトビールと。古民家バーで楽しむ贅沢な一人時間


 神社や仏閣が立ち並ぶ江東区・門前仲町。その街並みに溶け込むようにたたずむ古民家バーの扉を開けると、迎えてくれるのはオーナーの宮澤氏。


自身の出身地である長野・善光寺周辺の街並みと似ているという、ここ門前仲町にクラフトビール専門店「宮澤商店」をオープンさせたのは2012年のこと。


もともとビール業界にいた宮澤氏だが、「大勢でわいわい飲むのもいいけれど、一人で本を読みながら静かにビールを飲める場所が欲しかったんです」という。



古民家をリノベーションした店内は、しっとりとしたジャズが流れる居心地のいい空間。


カウンター8席とボックス席1卓のこじんまりした店の壁には酒や旅、ビジネス書など、宮澤氏の蔵書がズラリと掲げられ、書斎のような雰囲気も醸しだしている。


 


「一人でじっくり読書とビールを楽しむ、贅沢な時間と空間を提供できれば」と宮澤氏。


その趣ある空間と静かな時間、おいしいクラフトビールを求め、女性客、遠方から訪れるファンも多いという。



ビールのポテンシャルを引き出す、”注ぎ手”という職人としての技


 


ビールのラインナップは常時9種類。


宮澤氏が信頼を置く、北は岩手から西は宮崎まで、日本各地のブルワリーから樽で仕入れている。


その樽のビールがなくなれば終了なので、一期一会の出会いが楽しめるのも魅力だ。


「IPAにラガー、ライトなもの、黒ビールなどバランスよくそろえています」。


それぞれのビールの個性を最大限に味わってもらえるよう、温度管理・衛生管理、グラスの形状、注ぎ方のすべてにこだわり、ベストコンディションで提供している。


 


まずは長野・志賀高原ビールの「アフリカ・ペールエール セッションIPA」(ハーフパイント780円)をいただいてみた。


ライチやトロピカルフルーツを思わせるフルーティな香りが鼻にぬけ、口に含めばしっかりとしたビター感が押し寄せる。


これぞIPA!な苦みが魅力の一杯だ。


岩手・ベアレン醸造所の「クラシック ジャーマンラガー」(ハーフパイント780円)は、コクと苦味のバランスの良い本格ラガー。


ふくよかで芳醇なニュアンスもあり、飲み飽きしないおいしさ。


 


大阪・箕面ビールの「スタウト」(ハーフパイント780円)は、コーヒーやビターチョコレートを思わせる焙煎モルトのフレーバーが口いっぱいに広がるリッチな味。


滑らかでクリーミーな飲み口の黒ビールだ。



いずれも宮澤氏の注ぎ技によって、そのポテンシャルが最大限にひきだされているのがよくわかる。


宮澤氏の故郷・長野県産の青豆をだしとかえしに漬け込んだ「ひたし鞍掛豆」400円はじめ、厳選素材を使ったビールを引き立てる酒肴の数々とともに極上の一人時間を過ごしたい。


 


 


宮澤商店


住所:江東区富岡1-5-10 千歳富岡ビル1階北


電話番号:03-6458-8707


営業時間:16:00~23:00 日曜・祝日14:00〜22:00


定休日:月


HP https://beer-bar.net/


 


 


【麦酒堂かすがい】


国立で100年以上の歴史を持つ酒屋が手がけるブルワリー併設レストラン



「100年以上続く酒屋の使命。文化を伝える“売り手”から、文化を醸す“作り手”へ」を理念に、2020年に「KUNITACHI BREWERY -くにぶる-」を、2021年に「麦酒堂かすがい」をオープン。


店名の「かすがい」には、「お酒や食事のまわりに人が集まり、文化が醸成されていく、そのための媒介になろう」という想いが込められている。



国立駅から徒歩15分。静かな住宅街にたたずむ江戸の長屋をイメージした趣ある建物1階は、カウンターとテーブル席から成るカジュアルな空間。


2階には、古民家の梁を再利用した風情ある空間に、8~24名の個室が並ぶ。


桜やモミジの木が配された庭にはテラス席もある。



シーンに合わせて選べる空間で楽しめるのは、くにぶるで醸造するクラフトビールをメインに、日本全国のブルワリーから仕入れるゲストビール。


かつて音楽の道を志したという醸造長の斯波克幸氏は、自身が醸造するビールをこう表現する。


「一期一会の音によって奏でられる“音楽”です。歴史と伝統あるビアスタイルの重厚なリズムに触れたかと思えば、そこにまったく新しい鮮やかな旋律が乗せられていることに驚き、発見や感動をもたらすこともある。そんなふうに、いつまでも色褪せることなく寄り添い続ける音楽のようなビールを奏でていきます」


 


4種飲み比べ「ビアフライト」で楽しみたい個性豊かなクラフトビール


 


定番は3種。繊細なバランスを追求する同店の顔的ビール「1926」(310ml 650円、パイント950円)は、口に含めばレモンや青りんご、ハーブの爽やかな香りと上質な苦味が口いっぱいに。


フルーティで爽快という形容がぴったりのさわやかな飲み心地。



モザイクホップとベルギー酵母による複雑な香りのコンビネーションが楽しめる「世界は点滅するモザイク模様のように」(310ml 700円、パイント1,000円)は、黒系ベリーや黒ブドウ、そして完熟する前のフレッシュなパパイヤ、マンゴー、ゼラニウム様のフローラルな香りも。


複雑なアロマがまさにモザイクのように織りなす上質な味わいだ。


そして「るつぼヘイジー」(310ml 700円、パイント1,000円)は、黄桃、マンゴー、アプリコットが一体となった甘やかな香りにシトラス系のフレーバー。


針葉樹や、ココナッツやクリームのニュアンスも。


様々なフレーバーの重層感が楽しめる、飲みごたえある一杯だ。



そのほか3~4種類のシーズナルビールは、いずれも5樽ほどの限定醸造なので、なくなれば終了。


いつ訪れても一期一会の新たなおいしさに出会える個性豊かなクラフトビールを色々試したい、そんな方にはお好みの4種を飲み比べできる「ビアフライト」1,800円(185ml×4種)がおすすめだ。


 


地元産の食材や、友好交流都市である北秋田市産の発酵食品をふんだんに使った酒肴とともに堪能したい。


 


 


麦酒堂かすがい


住所:東京都国立市東3-17-27


電話番号:042-843-0990


営業時間:11時〜21時 金・土〜22時


定休日:無休


Instagram@kasugai_beer


 


取材・文 尾崎美鈴

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