少し古びた雑居ビルの1階奥にあるおでん店。知らないと入りづらいかもしれないが、店内は和モダンな空間が広がり、おでん鍋からは湯気が上がっていて落ち着く。壁には大根、厚揚げ、巾着、たまごといったおでんの定番具材から、ポテサラ、だし巻き、お肉といった変わり種までメニューが掛けられている。値段が書いていないので、予算を伝えてお任せも可能だ。約30種類あるので、どれを選ぶか迷いそうだ。
元々「うね乃」は京都では老舗のだし屋として知られている。昔ながらの削り刃を使い、無添加のだしを使っておでんだしを作る。だしを生かした料理はできないかと考え、行き着いたのがおでんだそう。
飲み物はビール（ハートランド、ノンアルコールビール）、スパークリングワイン、赤白ワイン、ハイボール、日本酒ハイボール、焼酎、梅酒、レモンサワー、日本酒などがある。日本酒は1合から注文でき、京都の富翁、岐阜の天領、兵庫の山陽盃、新潟の八海山などをひや・ぬる・熱燗と好みに合わせて注文できる。ソフトドリンクには炭酸ミネラルウォーター、雪男サイダー、白ぶどうソーダ、自家製ジンジャエールなど変わったメニューもあり、お酒が飲めない方も飲み物を楽しめる。
店主は元々イタリアンのシェフだったこともあり、和のテイストを守りながらも新しい発想を取り入れたおでんを食せるお店、それが麸屋町 うね乃である。