京都市役所前駅から460m、京都市内中心部に位置する洋食店。「生産者・食材・環境」を大切にしており、肉、魚、米、無農薬野菜の仕入れ先は自ら足を運んで出会った安心安全な素材を選んでいる。仕入れ先は京都だけにとどまらず、鹿児島や宮崎県、静岡県、佐賀県などに及ぶ。
毎朝届く素材を見て、素材が活きる一番美味しい食べ方を考えてメニューが決まる。訪れる度に新鮮で新しいメニューに出会えるのは常連客にも嬉しい。
飲み物にもこだわりを忘れない。洋食にあうお酒を求めて各地を巡り、熊本県の菊鹿ワイナリー、純米酒にこだわる大阪の蔵元秋鹿酒造などと契約している。白桃や熟したリンゴ、樽由来のバニラのような香りが愉しめる辛口白ワインの「菊鹿（きくか）シャルドネ」（熊本ワイン）、マスカットベーリーア本来の赤い果実味に樽熟成による複雑で深みのある香りが特徴のバランスの良い「マスカット・ベーリーA」（熊本ワイン）、酸味の聞いたスパイシーな香りが特徴で、果実味やタンニンが控えめでしっかりとした酸味が全体を引き締めてくれる赤ワイン「カペルネ・ソーヴィニヨン＆メルロ」（丹波ワイン）、リンゴの蜜のような香りでトーストやシナモンの香りも同時にする上品な口当たりのシャンパーニュ「キュヴェ・トラデション」などこだわりのワインが取り揃えられている。60種類はあるだろう。ワインが苦手な方にはソフトドリンクやお茶もあるが、赤ぶどうジュース、白ぶどうジュースなどもおすすめだ。
洋食発祥の地とも言われている京都で、美食家たちの舌を唸らせる銘店である。