JR新橋駅から徒歩7~8分、オフィスが並ぶエリアにひっそりと佇むビルの一角にあるペルー料理店。店名からはどんなお店が想像ができないが、オーナーシェフは「オテル・ドゥ・ミクニ」で5年間修業をし、フレンチからペルー料理へと方向転換を図った異色の経歴を持っている。魚介のマリネのセビーチェや、牛肉と野菜を味わうロモサルタード、芝海老のポテトサラダ、鱒の南蛮漬けなど、美食の国として注目されるペルー料理の味わいを本場さながらに体験できるのが特長だ。
ペルー原産のお酒も豊富に取り揃えられており、珍しいお酒を試せる。ペルー料理とビールの相性は抜群で、「Cusqueña」（クスケーニャ）というダークラガーは人気のビールの一つだ。ペルーと言ったらこのお酒、と言われるのが蒸留酒「ピスコ」。ピスコはペルーのピスコ地方のぶどうで作られたお酒で、このピスコを使ったカクテル、ワイン、ラム酒など様々な味に変化するのが面白い。ピスコサワーという白いサワーはライム果汁とシュガーシロップを加え、泡立てた卵白をシェイクして作るカクテルだ。珍しい飲み物が多いので、メニューを見て想像しながら注文するのも愉しい。
日本に通ずる味わいも愉しめるペルー料理。バニラとシナモンの風味が効いたたまごのデザートや黒豆味のシロップがかけられたドーナツなどもぜひ試してみたい。