地下鉄日比谷線入谷駅から徒歩８分、下町情緒が残る根岸の住宅街の中に佇む洋食屋。戦後まもなく今の洋食店の形で開店し、船上料理長として活躍していた2代目が香味屋の基礎を確立。その頃の代表メニューは「ビーフシチュー」だった。
現在も、黒毛和牛を自慢のデミグラスソースでじっくり煮込んだ、ほろり柔らかいビーフシチューや丁寧に仕上げたソースと歯ごたえのよい香ばしい海老のエビドリア、ナイフを入れると肉汁がじゅわっと溢れる看板メニューのメンチカツなどが人気だ。
食事にあう飲み物も豊富に取り揃えており、どの年齢層のお客でもドリンクを愉しめる。シャンパン、スパークリングワインを始め、ロゼワイン、10種類以上の白ワインや赤ワインがある。白ワインは酸味の少ない爽やかなフルーティータイプから果実味が豊かでコクのあるタイプ、コート・デュ・ローヌ・ブラン/ペラン・レゼルヴなどまで幅広く用意されている。赤ワインも軽やかですっきりしたタイプ、渋みがあり香り豊かなスパイシーなタイプ、ラ・ダーム・ド・モンローズやシャトー・ソシアンド・マレなどがあり、選ぶ食事によってワインを変えてみると食事の味わいもまた変わるだろう。
アルコール飲料はワイン以外にカクテル、ハイボール、ビール、日本酒、食後酒もあり、選び甲斐がある。アルコールが飲めない人にはソフトドリンクもおすすめだ。コーラ、ジンジャエール、オレンジジュース、コーヒー、紅茶などはもちろん、昔懐かしいコーヒーフロートやメロンソーダなども注文できる。
店内はおしゃれな雰囲気なので、普段使いのもほか、冠婚葬祭のお食事にも利用できる洋食店だ。