JR飯田橋駅から徒歩2分、飲食店が立ち並ぶ路地にある中華料理店。中国料理が日本で一般的になったのは、今から60年あまり前のことで、その頃に作られていた麻婆豆腐や酢豚といった中国料理はどんな味だったのだろうと古いレシピの研究を始めたシェフ。独自の味わいを研究し、独特の中華料理観を体現したのが、『中国菜 膳楽房』だ。姉妹店の『中国菜 智林』とともにビブグルマンに選出されている銘店だ。
華やかな店内で、野菜を中心とした創作中華を味わえる。シンプルピータン豆腐、蒸し鶏の四川香辛ソース、自家製　腸詰、台湾松花ピータン、黒酢の酢豚、むきエビのチリソース炒め、フカヒレとカニの煮込み、油淋鶏（ユーリンチー）などどれも食欲をそそられる一品ばかりだ。
料理と相性の良いお酒はやはり紹興酒。そして、創作中華にはワインもとてもよく合う。赤ワイン、白ワインは常時それぞれ10種類以上、その他スパークリングワインも用意されている。赤ワインにはハロン プント イ コマ、ベルナール ドラグランジュ ピノノワール、白ワインにはミッシェル・トリノ クマ オーガニック トロンテス、ヴィニウス リザーブ ヴィオニエなどがある。紹興酒やワインが苦手な方にはサワー、ウイスキー、果実酒、ソフトドリンクなどもあり、豊富なドリンクは嬉しい。
華やかな雰囲気の店内で、宴会や貸し切りもできる。予算に応じたお任せコースは旬の食材をふんだんに使い、単品よりリーズナブルに毎回異なった料理が楽しめるので、数人以上で予約する際はおすすめだ。