東京メトロ「広尾駅」より徒歩10分、西麻布にあるベトナム料理店。
たっぷりの野菜とハーブ類によって、香りと食感の味わいが深いベトナム料理をいただける。ベトナムは南北に長い国土のため、北部、中部、南部では料理の味付けや具材も異なる。キッチンでは、地域ごとの特長が際立つ料理を食べ比べできるのも魅力の一つだ。
飲み物にもベトナム色が感じられる。サイゴンスペシャルビールをはじめ、ベトナムのウォッカと言われる米焼酎「ルアムイ」、もち米から作られ、甘い香りが特長で、女性からの人気も高い焼酎「ネップムイ」、黒米から作られているため、見た目は黒く、紹興酒のような風味が特長の「ネップカム」などが並んでいる。そのほか、ジャスミン焼酎やワイン、ベトナムコーヒーやハス茶、ジャスミン茶などのベトナムでは定番のソフトドリンクも愉しめる。
オーナーシェフの鈴木氏は、ベトナム料理の奥深さに魅了され、ベトナムへ2年間料理留学している。現地のレストランなどで腕を磨き、帰国後、現在のお店を立ち上げた。本格的なベトナム料理はもちろん、アレンジを加えたスペシャリテもおすすめだ。オリジナル料理の「まぜまぜごはん」は名物料理。ごはんの上に、グリーンカレー風味のひき肉、水菜、三つ葉、サニーレタス、ねぎなどの野菜がたっぷりとのった丼メニューで、ボリューミーな一品だ。
店内には木の温もりが感じられる椅子とテーブルが並ぶ。現地に行った気分で、エスニック料理が味わえるベトナム料理店である。