地下鉄南北線の麻布十番駅から徒歩1分、住宅に囲まれた路地に佇む甘味処。
昭和2年に大阪で創業し、三代目の女性店主が切り盛りする。昔からのメニューは「玉子サンド」（当時エッグサンド）。芝居見物や観劇などに一口サイズで食べられ、人気に。関西風の出汁をたっぷり使用した出汁巻き玉子をサンドウィッチのパンで挟んだ「玉子サンド」は見た目のインパクトもあり、今でも看板メニューだ。小倉トーストやぜんざい、クリームあんみつなどホットする和のスイーツが味わえる。
甘味処、といってもこだわりの食事メニューもあるのが面白い。関西のお好み焼き、手延べ麺の和風焼うどん、京都九条ねぎを使用したネギ焼き、国産A5和牛を使用した牛肉のしょうが焼、一口餃子などしっかりとした食事メニューだ。
甘味処の飲み物の一部を紹介すると、抹茶（和菓子付き）、ココア、コーヒー、レモンスカッシュ、アイスの乗った抹茶ミルクなど懐かしの喫茶メニューが並ぶ。
わらび餅や大吟醸酒ケーキなどのお土産も買えるので、喫茶で楽しんだ味を家でもまた楽しめる嬉しさもある。
お洒落でスタイリッシュなお店が並ぶ街へと変化している麻布十番エリア。昔ながらの喫茶でホット一息できる甘味処だ。