水天宮前駅から徒歩2分のところに天ぷらの銘店、つじ村がある。
都内老舗ホテルで研鑽を積んだ店主の揚げるサックリとした天ぷらはリピーター客が多い。太白ごま油と大豆白絞油を使い、ランチとディナーで油を入れ替える。新鮮な油で夜のお客を迎えたいという店主の思いがこもっている。天ぷらでしかお目にかからない「珍しい魚」と呼ばれる「銀宝」もぜひ試したい。活きた状態で仕入れ、店で締めてから使うという手間のかかる魚なので、扱うお店も限られているが、独特の旨味のあり、このお店の春先の風物詩の一つでもある。都内老舗ホテルで修行をした後、築地市場で働きながら魚について学んだ店主は、季節ごとの旬の魚を目利きできる。一番美味しい時期に美味しい食べ方で提供される料理は、店主の経験が表れているのだろう。
飲み物の種類も豊富だ。ビールはエビスとサッポロ黒ラベル、焼酎は芋焼酎の鬼火、蕎麦焼酎の雲海などがある。その他、ウイスキー（スーパーニッカ）や日本酒、梅酒、ソフトドリンクなど。意外にも天ぷらとの相性が良いのが白ワインだ。ジネステ・ボルドー・ブラン、シャブリ、そして、ソムリエが選ぶグラスワインが毎月変わるのも興味深い。ソフトドリンクもあるので、お酒が飲めない人もドリンクと天ぷらを合わせて愉しめるだろ