東京メトロ水天宮前駅から徒歩4分、日本橋の歴史と伝統、進化を感じる街に溶け込む店構えの蕎麦屋。
店主はアパレルの営業職から料理の世界へ。脱サラ後、和食の専門学校を卒業し、神楽坂のミシュラン一つ星の名店「蕎楽亭」で10年修行。子どもから年配の方まで気軽に蕎麦を食べられる場所を作った。
店内に入ると、1階は蕎麦屋にしては珍しい長いカウンター席。小料理屋や寿司屋のようだ。他にも掘りごたつやテーブル席がある。蕎麦は福島県会津柳津産と茨城県桜川市岩瀬町産を主に、当店の石臼で挽いた蕎麦粉を十割の細打ち。豊かな風味と軽やかな喉越しが特長だ。だしはかつお、昆布、干し椎茸、いりこが絶妙な分量で調合されており、蕎麦の味わいを引き立てる。
日本酒は福島県会津産を中心に青森、山形、静岡、新潟など各地のお酒が常時13種類以上。季節による限定酒もぜひいただきたい。限定酒「陸奥男山」「白雪　大吟醸」「廣戸川」など日本酒のほか、焼酎「壱岐」、サワーなども。お酒に合う酒肴は種類が多く、乾杯からお酒が止まらなくなる。定番の天ぷらやだし巻き卵、蟹味噌、生しらすポン酢などのほか常時30種類以上の酒肴から選べるのも楽しみの一つだ。
和やかな雰囲気で堪能する美味しいおそばと揚げたての天ぷら。最高のひとときになるだろう。