池尻大橋駅南口より徒歩3分のところに、食通の通う隠れ家割烹「旬菜 おぐら家」がある。
食材の新鮮さへのこだわりは徹底している。通常、魚介は漁港で水揚げされたものを地方市場から築地市場へ、そして魚屋、飲食店と、飲食店にたどり着くまで、様々な場所を経由する。しかし、これでは鮮度が落ちる。おぐら家では、漁師から直接、朝捕れの魚を購入。そのままお店の食材となる。
鮮度以外には産地も重視する。大将の出身地の山梨からは新鮮な季節の野菜、宮崎で良質な水・新鮮な空気とこだわりの環境で育てた尾崎牛、鳴門の渦潮に揉まれて旨味が詰まった天然の魚介をメインで使用。全国各地から旬の特級食材を厳選しているのだ。
例えば、秋は新米の美味しい季節である。山梨の新米に富士山の水、産卵が終わった後の紅葉鯛に、調味料は塩と水とお酒だけというシンプルな味付けの『鯛の土鍋ごはん』は絶品だ。
食材へのこだわり同様、飲み物も厳選している。而今、獺祭、十四代などの美味しい定番のものはもちろん、屋守、黒牛、さ々一、東北泉、永寶屋、たかちよ、三芳菊など全国から銘柄にこだわって仕入れた日本酒が並ぶ。焼酎には芋、麦のほか黒糖焼酎があり、泡盛、ウイスキー、サワー、ワインも多く取り揃えられている。
見て楽しめる綺麗な盛り付け、食材の味を最大限に引き出すシンプルな味付けは、お気に入りの飲み物とともに味わいたい。