お役立ちコラム
【秋田】秋田きりたんぽ屋 秋田駅前本店
明るい外観と打って変わって、店内は趣のある古民家風のつくり。
マタギと呼ばれる狩人の家のようで、生活感をも感じさせる狩猟用具や日用品などがたくさん置かれており、昔にタイムスリップしたかのような雰囲気。
カウンター席やテーブル席、小上がりになった掘り炬燵席など店内は広々。
ここで絶対食すべきなのが、きりたんぽ鍋。
なんと江戸時代が起源の秋田を代表する郷土料理で、田舎では冠婚葬祭では必ずと言ってもいいほど出されるご馳走なのだという。
最も美味しいのは新米が収穫される秋から冬にかけて。
名前の響きが可愛らしいきりたんぽの発祥には諸説あるが、有名な説としては、きりたんぽの形が稽古槍の先についている綿を丸めて布で包んだ短穂(たんぽ)というものに似ていたから”たんぽ”。
それを切って鍋にいれたので”きりたんぽ”になったとされている。
こちらでは、あきたこまちを使った通常のきりたんぽよりも大ぶりなキリタンポ串が自慢。
お鍋に入れても、秋田味噌を塗って炭火で焼いても美味しく頂ける。
江戸時代に庶民に広まった醤油ベースの本場きりたんぽ鍋、マタギと呼ばれる狩人が食していたという味噌ベースのマタギのきりたんぽ鍋から、昔から秋田で食べられてきたハタハタのしょっつる鍋や男鹿半島の石焼鍋、だまこ餅鍋、じゅんさい鍋と、きりたんぽ鍋の他にも秋田名物のお鍋がずらりと並ぶ。
さらに、比内地鶏やハタハタ、かすべ、いぶりがっこ、とんぶり、長老喜ガッコや秋田の山菜を使った一品料理も楽しめる。
現在、秋田県内には36の酒造があるが、こちらではこのすべての蔵元からの協力を得ていて、それぞれ蔵元のおすすめの銘酒を頂ける。
ここに行くだけで秋田県内の全ての酒蔵を網羅できてしまうと思うとこんなに素晴らしいことはない。
例えば、秋田醸造株式会社の純米吟醸 竿灯は、お米の旨味と心地いい酸味が調和していて食中酒としておすすめ。
秋田きりたんぽ屋 秋田駅前本店
住所:秋田県秋田市中通2-7-6 緑屋ビル1F
電話番号:018-801-2345
営業時間:月~土 17:00~24:00
日・祝 ランチ 11:30~15:00
ディナー 17:00~24:00