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和食って素晴らしい

カテゴリ:コラム 投稿日 2021/09/07

改めて和食は素晴らしいと思う。


そんな和食に合う日本酒も素晴らしいと思う。


しかし、日本酒ってなんであんなに種類が分かれているのだろうと思ったことがある方は私だけではないだろう。大吟醸だとか純米吟醸だとか聞いたことはあっても、その種類が多く難しいと思ったことはないだろうか。


そこで、改めて日本酒の種類を簡単に説明していきたい。


まず日本酒は特定名称酒とそうでないものに分けられる。そうでないものは一般的に”普通酒”と呼ばれ、原料や精米歩合に決まりがない。アルコール使用量が多く精米歩合も高いものが多い為、比較的リーズナブルな価格帯のものが多い。


一方、特定名称酒とは”清酒の製法品質表示基準”を満たしている日本酒のことで全部で8種類。大吟醸、吟醸、特別本醸造、本醸造、純米大吟醸、純米吟醸、特別純米、純米がある。


このうち大吟醸、吟醸、特別本醸造、本醸造は米、麹、水に醸造アルコールを添加して作られた日本酒。この中でも精米歩合で分けられており、大吟醸で50%以下→吟醸→特別本醸造→本醸造で70%以下の順になっている。醸造アルコールが加わることで風味が整えられ、香りを高めるなどの効果がある。


純米大吟醸、純米吟醸、特別純米、純米は米、麹、水だけで作られた日本酒。精米歩合は純米大吟醸で50%以下→純米吟醸→特別純米→純米は規定なしという順。米の旨味が生かされて、甘味や柔らかさを感じる。


ちなみに、精米歩合とはお米を削った割合のこと。削れば削るほど雑味がなくなるが、見方がややこしい。例えば精米歩合60%と表記されていた場合、40%を削って残りの60%を原料として使用しているという意味。数値が低くなるほど多くの部分が削られている為、フルーティーで雑味がなく香りの高いお酒になる。


 


和食はユネスコ無形文化遺産にも登録されている。


和食や日本酒、焼酎を頂くとほっと落ち着き日本人で良かったと度々思う。


そんな日本人で良かったと思えるような店を紹介していこう。


 


※新型コロナウイルスの影響により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。


 


 


【松川】



大使館や外資系企業が多い赤坂。


溜池山王、神谷町、六本木一丁目から徒歩10分程、ホテルオークラのほど近くにある松川。


カウンター席と個室は座敷とテーブルの3室。完全紹介制かつ完全予約制をとっている。


 


店主の松川氏は滋賀の名店”招福楼”で修業後、乃木坂”志門”、”青草窠”で経験を積んだのち独立。 2011年に満を持して松川を赤坂にオープン。 


上品で非常に澄みきった味わいに美食家はもちろん、名だたるシェフたちも松川の虜になっている。


 


四季が明確な日本の豊かな自然から生まれた高級食材の素材の旨みが存分に引き出されている。その時その時の旬の食材を楽しめ、料理から季節感も感じられる。それらの食材に合わせて丁寧にひかれた出汁も素晴らしい。


料理ひとつひとつが繊細でお皿とのプレゼンテーションがとても美しい。和食の最高峰ともいえる料理の数々。


こちらで帰り際に頂ける手土産も嬉しい。家に帰った後もしばらく松川の余韻に浸ることが出来る。


 


そんな松川では食事と一緒に純米大吟醸の洗心を。


自然豊かな新潟県長岡市朝日で1830年に創業した朝日酒造の日本酒。 朝日酒造はあの有名な久保田を生産している酒造でもある。


地元の清澄な地下水脈の軟水は、新潟県内でも特に硬度が低く酒造りに適している。醸造の際に穏やかな発酵を促し、朝日酒造の全てのお酒の清らかで凛とした味わいの源泉となっている。


日本酒の原料である水と同じくらい重要な米。新潟県内でも指折りの米どころである越路地域では、古くからその風土を活かした米づくりが行われてきた。さらに、朝日酒造は農地所有適格法人”有限会社あさひ農研”を設立。農醸一貫を実現する為、酒造適性の高い酒米の栽培と栽培研究、環境保全型農業などを実践している。地域の契約栽培農家とも協力しながら、酒造りに最適で良質な酒米を作り上げている。


 


洗心とは初心に戻り、人を尊びきらめき生きる様のことだそう。契約栽培米である”たかね錦”を28%まで磨いて熟成させた味わいは、淡麗でありながら洗練されたふくらみを感じる。


深い味わいがありながら、すっと飲めてしまう飲み口は冷酒で頂くのがおすすめ。


 


松川はクレジットカードは使用出来ない為、現金の準備を忘れずに。


まずは松川の常連の友人を探すところから始めよう。


 


 


松川


住所:東京都港区赤坂1-11-6 赤坂テラスハウス 1階


電話番号:03-6277-7371


営業時間:ランチ 木金土のみ 12:00~15:00


     ディナー 18:00~23:00


     不定休


 


 


【井雪】



東銀座にある井雪。


住所や電話番号は非公開だが、上品な外装が東銀座の街並みに溶け込んでいる。


店内は写真撮影禁止であり、こちらも紹介制かつ会員制。落ち着いた雰囲気の中、ゆっくりと食事を楽しめる。


 


井雪は多くの料理人を輩出している日本料理店”京味”出身の上田氏が独立し、東銀座にオープン。京味の味わいを引き継ぎながらも、井雪の味わいを確立している。


 


様々な食材を少しずつ、いろんな味を楽しめるのも和食の素晴らしいところ。上品にひかれた出汁をきかせた日本料理は格別の味わい。コースの最後にはお腹も心も満腹になっていること間違いなし。自然の美しさや四季の移ろいを料理の外観から感じられ、季節感をも楽しめる。女将さんをはじめとした接客も素晴らしく、居心地の良い空間となっている。


 


ここでは富美菊酒造の羽根屋 純米吟醸 煌火を。


富美菊酒造は富山市内の小規模な酒蔵で、1916年創業という長い歴史と伝統を持つ。現在の蔵元である羽根氏は固定概念にとらわれず、新しい時代の日本酒造りへと邁進されている。


羽根屋では地元産である富山の伏流水と富山県産の酒米”五百万石”にこだわった酒造りに取り組んでおり、特色のある味わいとなっている。


そんな羽根屋の看板商品である煌火はフランスの日本酒品評会”Kura Master 2018”で最高賞のプラチナ賞を受賞。


すっきりとした飲み口と華やかな香りの生原酒。まろやかな舌ざわりと甘味は優しさを表現している。日本酒が苦手な方でも美味しく飲めるお酒だと思う。


 


こちらの店も紹介制の為、まずは井雪常連の知り合いを見つけるところから。


ハードルが高くても一度は絶対に訪れたい名店だ。


 


 


井雪


住所:非公開


電話番号:非公開

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